精神を一つにまとめる
どこかの遠隔地から講演依頼がきたとします。
わたしの心配は飛行機に乗り遅れないか、に始まって、当日睡眠不足にならないか、どんな顔ぶれの講演会だろう、などコントロール範囲をはるかに超える領域にまで拡がります。
単純な事実はこうです。
「わたしにとって今回の出張はそれが初めてであり、そのかぎりにおいては何が起きるか予測がつかない」
・・・この事実を前にしてもわたしの心配は止みません。
では、どうするか。
出張に関する場面ごとに、どんな心の状態でのぞみたいかを一つ一つ想像していくのです。
こんなふうに。
まず「どんな心もちで旅の準備をしたい?」と自問します。
「心静かに」と答えます。
以下、同じようにi。
「どうやって『いってきます』と言いたい?」
「愛を込めて、全身で」
「空港で待つ時間は?」
「楽しんで、リラックスしながら」
「これから出会う人々にどう接したい?」
「親切に」
「講演では何を伝えたい?」
「わたしができるかぎり役に立つ内容を提供したい」
・・・というように、自分でコントロール可能な事柄に集中することにより、わたしの精神は一つにまとまってくるのです。